ボールを打つときの両足の構えをスタンスといいます。
相手のボールを追いかけて返球する位置を決めたら、まずは右足の位置を決めて軸足とします。次に左足の位置を決めますが、このときの左足の位置によって、平行(スクエア)スタンス、スローズドスタンス、オープンスタンスのいずれかになります。スタンスはボールの飛んでくる方向や狙いたい方向、ショットの種類によってきまります。フォアハンドでは平行(スクエア)スタンスで打つ場合が多く、バックハンドではクローズドスタンスが多く使われます。
平行(スクエア)スタンス
ボールのくる方向に対して、両足が平行(スクエア)となります。踏み込んで打てるため、力が伝わりやすくなります。
特徴
・いろいろなコースに狙いやすい。
・身体の力がボールに伝わりやすい。
クローズドスタンス
ボールに対してやや背を向けるような体勢が、クローズドスタンスです。遠いボールに届きやすいスタンスです。
特徴
・遠いボールに届きやすい。
・ボールに力を伝えやすい。
・逆クロスが打ちにくい。
オープンスタンス
飛んでくるボールに対して、身体が開き気味になる体勢です。打点のふところが深くなるため、融通がききやすいのが特徴です。
特徴
・高い打点が打ちやすい
・遅れ気味でも打てる
・クロスが打ちにくい。
・重心の移動がしにくい。